旅人diary

旅で起きたこと感じたこと

初めて海外でキューバにひとりで行ってきた。⑥おはようキューバ

 

 朝4時ににわとりの雄たけびで起きた。にわとりで起きたのはいつぶりだろう。もしかしたらはじめましてかも知れない。

 

 昨日暗くてよくわからなかった外を見るとそこは全く見たことのない別世界だった。コロニアル様式の古い建物。やっぱり排気ガスの匂いが強くそれと別にはじめて嗅ぐ異様な匂いが混じっている。

 

 今日は9時から現地の日本人ガイドさん付きの個人ツアーを申し込んでいた。せっかくなのでキューバについて詳しい人に話を聞きたかった。

 

 朝6時になるとぞろぞろとキューバ人が学校や仕事に向かう。昨日夜遅くまで大音量で音楽が鳴っていたりするのに、キューバ人は朝が早い。

 

 9時まで時間があったので少し散歩した。日本人などどこにもいない。東洋人すらいない。自分が異質なものであるという疎外感と特別感が入り混じる。差別ではなく僕らは本能的に異質なものを捉える。彼らも僕に本能的に目を向ける。

 

 外には看板や広告が見当たらない。店はどこにあるのだろう。食事をどうしようか不安になった。迷子になったらジ・エンドなのですぐにカサに戻った。

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