旅人diary

旅で起きたこと感じたこと

初めての海外でキューバにひとりで行ってきた。⑤こんばんはキューバ

 

 ハバナのホセマルティ国際空港に着いた。

 キューバの7日間の最初の三日間はハバナに滞在しようと考えており、ハバナ到着が夜の10時だったので宿泊先はAirbnbで事前に予約していた。夜で不安だったのでホストのカルロスさんにタクシーの手配をお願いしていた。

 

 キューバにはホテルの他にカサパティクラルと呼ばれる旅行者用の民泊できる家がたくさんある。ほとんどのカサが予約ができない。カルロスさんの家もカサだった。

 

 空港の出口を出るとMasahiroの名前が書かれた紙を持っている黒人系キューバ人の若い運転手が待っていた。

 

Hola Soy Masahiro. こんにちは、マサヒロです。

Soy de Japon. 日本から来ました。

Encantado. よろしく。

 

おおスペイン語話せるのか?(スペイン語で)

 

No espanol. いいえ

 

ここからは地獄の沈黙だった。

 

両替を済ませタクシーへと向かう。

 

 外は暗く、暑くはないが空気がペタペタする。排気ガスの匂いが生温かい風に乗ってした。以前行ったことのある宮古島に空気の質感が少し似ていた。

 

タクシーまでレンジ色の渋くてかっこいいアメ車だ。

 

 キューバは1961年から2015年までアメリカと国交を断絶していたため、今でも古いアメリカ製の車が走っているのだ。

 

 宿泊先までは30分くらいあった。街灯はあまりなく少し暗い。時折キューバ人が車道を動物のようにゆったりと横断する。旧車のせいか排気ガスの匂いが強く、車の振動がガタガタと体全身に伝わった。その匂いと振動からキューバが大国アメリカとたたかってきた強いメッセージを感じた。

 

こんばんはキューバ

 

 宿泊先のカサに到着した。白髪の白人系キューバ人のカルロスさんが迎えてくれた。カルロスさんはある程度の英語が使えた。というのも最初の3日間は英語が使えるカルロスさんの家を選んだのだった。

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カルロスさんのカサ


カルロスさんは三日間とても優しくしてくれた。

 

 カルロスさんの家はアパートのようになっていてそこにはキューバ人の人も部屋を借りていて、隣のおじさんには何度もドアの鍵のかけ方開け方を教えてもらった。

キューバの鍵はどこにいっても難しかった。

 

 疲れていたのでシャワーを浴びて寝た。明日は個人で午前中だけ申し込んでいたツアーに行く。