予備校時代の忘れられない授業
こんにちは。キューバ旅日記が完結していないにもかかわらず好きなことを書きます。
僕は浪人していたのですがそのなかでも未だに鮮明に覚えてる授業があります。といっても教科書の内容ではなく先生のエピソードトークなのですが。
その授業は現代文の授業でした。どのような経路かは忘れました先生は少年時代のある授業の話をし始めました。
それはある日の算数の授業、
三角形の三角の合計の和はいくつになる?
優秀だった少年の先生は答えます。「はい!180度です!」
じゃあ、五角形の五角の和が何になるか分かるか?
「わかりません!」
いいか、五角形があるだろ、野球のベースを思い出せ、この五角形に線を二本引くと三角形はいくつできる?
「三つです!」
そうだ三角形の三角の和は180度だから、それが三つ。五角形の五角の和はいくつだ?
「540度です!」
大人になった先生は僕らにこう言いました。「あのとき先生は三角形の問題でデカルトの話をしてくれたんだ。
複雑な問題は単純な問題な組み合わせであることを先生は教えてくれてたんだ。」
「だからいいか、難しい問題にぶつかったら、まずは分けて考えなさい。簡単な問題の組み合わせなんだから。」
僕はこの授業を忘れることができないし、この1回の授業が浪人したことが無駄だったとは思わせないでいてくれている。